FX 時給思考 価値思考FXトレードをしていて損失が重なると、「割に合わない」と感じてトレードが嫌になってしまった経験は誰にでもあると思います。

ですが、この「割に合わない」という感情は、実はFXではご法度なのです。

正確には、トレード時間に対して割に合うか合わないかという思考が、トレードの上達を妨げている要因であると言えます。

今回の記事では、なぜこのような思考がFXにとって悪なのか、そして、なぜそのような思考になってしまうのかについて、その理由と解決策について解説していきます。

この記事を読むとどうなるか

  • 自分がトレードでイライラしてしまう理由が分かる
  • トレーダーとして成功するために必要な思考が身につく
  • 物事を「時間」ではなく、「価値」で評価できるようになる

「努力」=「時間」=「適正対価」という勘違い

冒頭でも述べましたが、トレードで損失を出した時に感情的になってしまったり、嫌になってしまった経験は誰にでもあると思います。

僕もFXを始めたばかりの頃は、

 

「こんだけやってんのに損失ばかりでやってらんない」

「5時間チャートに向き合って結局損失とかさすがに割に合わなすぎる」

 

みたいに嘆いていました。

相場から利益を得るためにFXトレードをしているのに、こんなペースじゃコンビニでバイトでもした方がマシだと思ったことも多々あります。

今思えば、この考え方自体が既に負け組トレーダーの代表格みたいな思考でした(笑)

まあ既にサラリーマン生活に絶望していた僕は、

 

「FXを諦めたところで、夢も希望もなく働き続ける未来しか待っていない」

 

と思っていたので、「どれだけ損失を出しても、必要経費だと思って割り切ろう」と考え、徐々にトレードで勝てるようになりました。

ここで言いたいのは、結局割り切るしかないよ的な根性論ではないです(笑)

そもそも「これだけ時間を費やした」みたいに時間に対する結果を求めていた時点で、トレーダー失格だったということです。

時給思考=サラリーマン思考

時間に対する対価を求めるためには、時間で計れる一定のサービスを提供する必要があります。

サラリーマンやアルバイトであれば、1日8時間働いて、8時間は会社やお店のために一定のサービスを提供する、という分かりやすい図式であるため、時給が成り立ちます。

厳密には全員が全員その時間にちゃんとサービスを提供しているかは怪しいですが、8時間レジ打ちをすれば、そのサービスへの対価として、8時間分の給料を受け取ることは当然のことです。

このような働き方では、

 

「これだけ長時間働いたんだから、その分稼げただろう」

 

という思考は当たり前ですね。

僕も学生の時は、旅行に行くためにお金が欲しければそれだけ長時間働きましたし、サラリーマン時代も残業に苦しみながら、残業代が出るからという理由だけで頑張っていました。

話を戻しますが、サラリーマン的な「時給思考」が身についていた当時の僕は、費やした時間に応じた成果をトレードにも求めてしまっていました。

 

「5時間トレードして、1万円稼げたら時給2千円」

 

みたいな、何の意味もない皮算用ですね。

ここで考えて頂きたいことが、トレードって時間で計れるサービスですか?

ということです。

大きく動いた相場にしっかり乗れたら、その瞬間で100万円くらい稼げてもおかしくないですよね。

1分で100万円稼いだら、それは時給6千万円と言えるのでしょうか?

相場が全く動かない時は、とにかくチャート分析に徹して、1日中トレードしない時もあるでしょう。

10時間チャートに向き合っても、ノートレなら時給0円です。

ですが、その時間は割に合わないから辞めてしまった方が良いのでしょうか?

そんなはずないですよね。

そもそも、FXトレードは時間で計れるサービスの提供ではないので、時間以外の基準で対価を求めなくてはいけません。

価値思考=トレーダー思考

FXトレードで相場から利益を得るためには、相場を分析する力が必要です。

環境認識をしてラインやインディケーターでタイミングを取って、利確や損切りの基準を明確に決めて、そうしてようやくエントリーすることが可能なんです。

どれか1つでも欠けていたら継続して相場から利益を得ることはできません。

つまり、「トレード技術」が必要なんです。

この技術を使って生み出した「価値」に対して、「利益」という対価があるのです。

10時間トレードしようが、技術もないのに利益を得られるわけないですよね。

FX相場は、「価値」に対してしかお金を与えてくれません。

 

「僕は10時間やりました!それに見合うお金をください!」

 

なんてまかり通るわけないんですよね。

こういう根本的な部分を勘違いしていたからこそ、昔の僕はトレードで利益が出ないとイライラしていたんですね。

「こんだけやったのに!」みたいな感じで。

今考えると、本当にバカらしくて笑えてきますけどね(笑)

ちなみに、時間で考えるなとは言いましたが、価値を生み出すための「技術」を身に付けるためには時間という資源を投下する必要がありますよ。

トレード時間に応じて一定の報酬があるべきという考えが悪だという話なので、

「時間じゃないなら全然やらなくて良いんだ!ラッキー!」

みたいな考えは間違いなのでやめて下さいね(笑)

実はたくさんある「価値」基準の対価

トレードは価値への対価として利益を得ることができますが、実はこれって多くの世界では当たり前のことです。

例えば、経営者なんかは特に分かりやすいですよね。

Amazonの創業者ジェフ・ベゾスは、誰よりも長時間働いて何兆円も稼いだわけじゃないです。

Amazonという企業を通して、その発想と技術という「価値」があって、巨大な資産を築いているんです。

ビル・ゲイツでもザッカーバーグでもそうですよね。

スポーツ選手やアーティストなんかもそうです。

イチロー選手は世界一長時間練習したから、スーパースターになれたのでしょうか?

確かにとてつもない努力はしているでしょうが、その練習時間に対する対価として報酬を得ているわけじゃないですよね。

あくまで、イチロー選手の技術という「価値」に対して報酬があるわけです。

実は時給的思考の方が特殊

トレードに限らず、ビジネスやスポーツ、芸術等、多くの分野・働き方では価値に対して対価を受け取ります。

サラリーマン的な働き方をしている労働者だけが、時間に対して対価を得ているわけですね。

ただ、労働者というのは絶対数が非常に多いので、それが当たり前だと感じてしまう人が多いのです。

価値を生むための技術を身に付ける

FXトレーダーとして、安定的に相場から利益を得るためには、トレード技術という確固たる「価値」を手に入れる必要があります。

そのためには、「時間に対して報酬が貰える」というサラリーマン的な時給思考から脱却することが先決です。

ちなみに、サラリーマン的で労働者的な働き方が悪いと言ってるわけではないですからね。

労働者だろうがなんだろうが心底好きな仕事に没頭しているのであれば、そんなに素晴らしいことはないですからね。

但し、FXトレードをする上では邪魔な思考なので、「価値思考」に切り替えてください。

まとめ

サラリーマン的な「時給思考」は多くの方にとって当然のものとして身についています。

しかし、FXトレードをする上では時給思考は邪魔でしかないものです。

 

「これだけトレードしたのになんでダメなんだ!」

 

と嘆くのではなく

 

「トレード技術を磨くための検証材料が今日もたくさん手に入った!」

 

と考えましょう。

野球で素振りをしていても、直接的にヒットやホームランを打つことはできませんが、素振りで得た技術を使って、試合でホームランが打てるのです。

トレードが不調の時は、技術を磨くための準備期間だと考えましょう!