様々なインディケーターを駆使してトレードしている人も、ラインだけを引いてトレードしている人も、水平線を使わないという人はいないのではないでしょうか。
今日は、そんな全ての人が使っていると言っても過言ではない水平線について。
とは言っても、水平線についてじっくり説明しようと思うと無限にテーマが出てきてしまいます。
そこで今回は、誰でも簡単に同じ箇所に引ける2本の水平線についてサクっとお伝えします。
この記事を読むとどうなるか
- 迷いなく水平線が引けるようになる
- 週の始まりに確認すべきことが分かる
- 相場環境の認識精度が上がる
水平線を引く目的
水平線を引く目的は、当然ですが重要な価格帯に目印をつけることです。
これまで意識されてきた実際の価格で、これからも意識されるであろう価格に引くラインが水平線です。
意識される価格帯が分かれば、後は相場状況に合わせてサポートやレジスタンスの判断に使ったり、ブレイクアウト戦略に使ったりと様々な使い方ができます。
それは分かっていても、どの価格が意識されていて、どこが重要かなんて自分じゃ判断できない!と悩んでいるトレーダーも多いのではないでしょうか。
特に、経験の浅いトレーダーにとってはどの価格も重要に思えてしまうことは多々あります。
では、どこに水平線を引くのが一番分かりやすく簡単なのでしょうか。
週足のローソク足に着目する
簡潔に答えを言ってしまうと、
- 最新の週足のローソク足の高値と安値に水平線を引く
これだけです。
前の週の高値と安値に注目する、と言い換えることもできますね。
前週1週間で最も高かった値段と最も安かった値段ですから、それなりに意識されるだろうということです。
実際、日足や週足の高値安値は多くのトレーダーが見ています。
特に週足であれば、今週1週間の戦略として、ある程度のレンジ幅とブレイクのポイントを抑えることができます。
理想を言えば、毎日日足のローソク足に水平線を引いて戦略を立てるべきですが、まずは1週間の大きな流れを意識するために週足のローソク足にラインを引いてみることをオススメします。
週足と週足の関係に注目する
最新の週足のローソク足に2本のラインを引くことは、誰でも一瞬でできると思います。
もう1歩踏み込んで、2本のラインと他のローソク足との関係性に注目すると、よりトレンドを掴みやすくなります。
具体的なプロセスは以下の通りです。
- 最新の週足のローソク足が、それ以前(あるいはそれ以降)のローソク足に対して、2本のラインの内側に収まっているのか、どちらかにブレイクしているのか確認する
そして、そのローソク足が
- 2本のラインに収まっていれば、そのローソク足の中でレンジ
- ブレイクしていれば、ブレイク方向に強い力が働いている
このように、ローソク足とローソク足の関係に注目することで、相場状況がより一層分かりやすくなります。
今の値動きは前のローソク足の影響下にあるのか、それとも新しい動きが始まっているのか。
こういった、相場環境を認識する上で極めて重要な要素を確認できます。
ちなみに、週の初めの相場認識として最新のローソク足を対象としましたが、チャート分析として使うためにはもちろんどのローソク足を使っても大丈夫です。
全てのFXトレーダーにとって、相場環境をより正確に認識することは最も重要な要素の1つです。
週の始まりに慌ててトレードをするのではなく、週足に2本の水平線を引き、そのラインとそれまでの週足の関係性に注目するだけで、相場環境を把握した状態でトレードを開始できます。
簡単ですぐにできることなので、早速取り入れてみて下さいね。
まとめ
水平線はあらゆるトレーダーが使用し、重視しています。
ですが、経験値が少ないトレーダーの多くは、「一体どこにラインを引けば良いの!?」という悩みを抱えています。
そんな時は、まずは週足のローソク足の高値と安値にラインを引いてみてください。
2本の水平線で挟まれた価格帯を基準に、現在の相場環境を確認してみると、一気に視界が開けてくるはずです。
とにかく大量にラインを引いてしまって、どれが重要か分からないという方も、まずはシンプルに2本の水平線を引いてみて下さい!
ラインを引く際に一般的にヒゲはどうするかという議論があると思います。
今回の記事では高値安値といいつつヒゲは無視してるように見えますが、どのようにお考えですか?
コメントありがとうございます^^
確かにヒゲは考慮する時としない時があります。
明らかに長いヒゲを付けた時はヒゲ部分にもラインを引いたりしますが、
基本的に週足では実線を重視しています。
具体的な数値での決めがあるわけではなく、トレードを重ねないと感覚的に難しい点ではありますが、
日足や週足の「終値」は特に意識するようにしています。
大変勉強になりました。
ユーロドルの動きが全く読めませんでした。
ありがとうございます。