FXを始めてみたいけど、そもそもFXって何?どんな仕組みなの?と思っている方も多いと思います。
そこで今回は、FXで利益を得る仕組みについて基礎の基礎から解説していきます。
FXを始める人が一番最初に読むべき記事ですね。
この記事を読むとどうなるか
- FXトレードについての基本的な仕組みが分かる
- FXで利益を得るための手段と仕組みが分かる
- FXについてキチンと理解した上でトレードを開始できる
FXは2国間の通貨を取引する外国為替証拠金取引
FXは、Foreign exchange margin trading(外国為替証拠金取引)の略になります。
外国為替というのは、異なる通貨を互いに交換することです。
つまり、日本円や米ドル、ユーロ、豪ドルなどの異なる通貨を互いに交換することです。
通貨を交換する時の比率を「為替レート」と呼びます。
このFXトレードで利益を得る方法は主に2つあります。
- 為替レートの変動を利用し、レートの差額から利益を得る
- 通貨毎の金利差を利用して利益を得る
それぞれについて解説していきます。
為替レートの変動を利用し、レートの差額から利益を得る
為替レートの変動を利用して利益を得るとは、簡単に言えば安く買って高く売るということです。
あるいは、高く売って安く買い戻すことですね。
例えば、1ドル100円の時に1万ドルを買ったとします。
その後に為替レートが変動し、1ドル101円になった時に買っていた1万ドルを売るとします。
上記の取引は以下のように示すことができます。
- 購入金額:100円×1万=100万円
- 売却金額:101円×1万=101万円
つまり、為替レートの変動を利用して1万円の利益を得たことになります。
逆に、1ドル100円の時に1万ドルを買い、1ドル99円になった時にその1万ドルを売ってしまうと、
- 購入金額:100円×1万=100万円
- 売却金額:99円×1万=99万円
となり、1万円の損失がでることになります。
このように、為替レートの変動を利用し、利益や損失を繰り返しながら、トータルで利益を出していくことを目的とした取引がFXでは主流となっております。
通貨毎の金利差を利用して利益を得る
各通貨の金利は、それぞれの国の金利政策によって変わってくるため、当然通貨間で金利差が生じます。
この通貨間の金利差によって生じる利益をスワップ金利と言います。
たとえば年利0.1%の通貨を売って年利4.1%の通貨を買えば、
4.1%-0.1%で年間4%のスワップ金利を受け取ることができます。
日本は超低金利政策どころかマイナス金利政策であるため、銀行預金で得られる金利収入は無いようなものです。
それであれば、高金利政策国の通貨を買ってスワップ金利を受け取った方がはるかに利回りが良いと考え、スワップ金利を目的としたFXトレードを行っている方もいます。
但し、このスワップ金利には注意点もいくつかあります。
スワップ金利にはマイナスもある
低金利通貨を売って高金利通貨を買えばプラスのスワップ金利を受け取れます。
しかし、高金利通貨を売って低金利通貨を買えば当然スワップ金利もマイナスになります。
各通貨の金利が永久に固定であれば話は簡単ですが、政策によって金利は変動します。
つまり、これまではプラスのスワップ金利を受け取れてい通貨ペアが、政策の変更によってマイナスのスワップ金利に転じてしまうこともあり得るのです。
スワップ金利による利益は為替レートの変動で簡単に消し飛ぶ
スワップ金利による収入を目的とした取引のもう1つの注意点として為替レートの変動が挙げられます。
低金利通貨が強い上昇トレンドにある時に、スワップ金利目的に高金利通貨を無理やり買ったとしても、その後の為替レートの変動であっという間に損失が膨らんでしまう可能性があります。
あるいは、リーマンショックのような突然の暴落によって為替レートが大きく変動した場合にも、簡単にスワップ金利による利益は消し飛ぶことになります。
余程資金力が豊富でない限り、スワップ金利による収益は微々たるものですので、基本的には為替レートの変動を利用したFXトレードが主流です。
まとめ
FXトレードでは、2国間の通貨を取引することによって利益を得ます。
長期投資ではスワップ金利による金利収入も魅力的ですが、基本的には為替レートの変動から利益を得られるようになることが理想です。
いずれの方法で利益を得るにしても、しっかりと勉強して知識をつけ、実践によってスキルを身に付けていくことが重要です。