さて、今回は環境によって物事や人の価値というのは激変するということについてお伝えします。
「同じものなのに、場所によって値段が全然違う!」
こんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
例えば、スーパーでは200円くらいで買えるビールでも、レストランやバーに行けば500円くらいするかもしれません。
高級ホテルでは1000円くらいすることもあるでしょう。
文字通り全く同じものでも、提供される場所によって全く値段が異なるんです。
このように、同じものやサービスでも、「環境が変わる」ことによって価値が変動することを今回は説明していきます。
この記事を読むとどうなるか
- 環境の重要性が分かる
- 世の中の多くの物事には固定の価値があるわけではなく、価値は変動することが分かる
- 自分の価値を最大限引き出せるようになる
環境が価値を変える
イントロでも述べたように、同じビールでもそれが提供される場所によってその値段は大きく異なります。
これは単純に、
「モノやサービスの価値はそれ本来の価値に加え、置かれている環境によって変動する」
ということを意味しています。
ここで大事なことは、価値の変動要因は環境にあるということです。
コンビニで売られている200円のビールを高級ホテルに異動させるだけで、その価値が1000円に膨れ上がります。
この時、ビールそのものの価値は全く変わっていないですよね?
場所という環境を変えただけで、成分や味は全く変わっていません。
つまり、本質的価値が変動せずとも、環境を変えるだけで価値は劇的に変動するのです。
200円→1000円と膨れ上がった価値は、正に環境に対する価値なのです。
ちなみに、高級ホテルを例に出しましたが、高級であることは条件ではありません。
例えば、海外で日本食レストランに行くと大抵の料理は日本より割高になりますよね。
途上国であっても、普通の牛丼が1000円以上で提供されてたりします。
要するに、環境が変わること自体が重要なんです。
このように、環境は価値の大きな決定要因になるわけですが、実はこれは人間にも当てはまることです。
人間の価値も環境に左右される
環境によって価値が変わるのは、モノやサービスだけではありません。
人間の価値にも環境は大きく影響を与えます。
僕は今フィジーという南国でこの記事を書いています^^
自分で言いますが、この国では僕はかなりの人気者です(笑)
なぜか。
それは単純に、日本人である僕の存在が珍しいからです。
道を歩いているだけで、色んな人に声を掛けられます。
ローカルな体験をしたくて村を訪問したりしてるんですが、珍しがって色んなことを聞いてきます。
- 日本ってどんな国なの?
- 日本では何が流行ってるの?
- 日本とここで何が一番違うと思う?
こんな感じで、めちゃくちゃ質問攻めにされる上にごちそうまでしてくれることがあります(笑)
ちなみに、日本にいる時には基本的に誰かから話しかけられることはありません。
せいぜい飲み屋のキャッチに絡まれるくらいですw
海外に移動したことで、僕の価値それ自体は特に変わっていないです。
単純に場所が変わり環境が変わったことで、僕の存在が現地の人たちにとって「新しい文化や知見を共有してくれる貴重な存在」へと早変わりしただけです。
ちなみに、今僕がいる国はアジア人自体があまり多くないので、アジア人が僕を見かけると安心して話しかけてくることも多いです。
彼らにとって僕は、「異国の地で安心を与えてくれる存在」として映っているのでしょう。
日本では、僕を見たからって安心する人なんて家族くらいですよね。
こんな感じで、人間の価値も環境によって大きく変動します。
自分の周囲が自分を作る
人間の価値も環境が変わっただけで早変わりしますが、人間がモノやサービスと違う点は、環境の変化が将来的な価値の向上にも大きく影響を与えるということです。
自分の周囲5人が自分の年収を決めるという言葉を聞いたことがある人もいると思います。
これは表面的に収入が近くなるというだけの意味でなく、自分の能力やモチベーションが周囲5人に近似していくということを示唆しています。
自分の周囲5人が起業家であれば、会話内容や刺激を受けるポイントも自然と起業家として成長できるものに集中していき、自分もその道に進みやすくなります。
強豪校の野球部で練習していれば、周りに負けじと一生懸命練習に打ち込み、自分も野球が上達します。
毎日ダラダラと過ごしている人ばかりと一緒にいれば、自分も毎日ダラけた生活を送るようになります。
こんな感じで、人間の場合は日々の積み重ねが将来を作るため、数年、数十年後にはその価値に圧倒的な差が生まれることになります。
実力や豊かさなんて環境要因が9割
さて、日本人として日本の普通の家庭で生まれ育った僕は、当たり前のように義務教育である中学校を卒業し、高校、大学と進学していきました。
特に贅沢な暮らしをしていたわけではありませんが、毎日3食美味しい食事を食べて、暖かいベッドで寝ていました。
一方で、生まれながらにして過酷な環境で育った人たちも数多くいます。
- 学校に行ける人はごくわずか
- 満足な食事をとれずに多くの人が栄養失調になる
- 子供たちが道端で毛布にくるまって寝ている
世界にはこんな環境で生活している人たちがたくさんいます。
では、当たり前のように学校に行き、お腹いっぱいご飯を食べて暖かいベッドで寝ていた僕はそれだけの実力があったからでしょうか?
そうでない人達に比べて、本質的に何かが優れていたからでしょうか?
答えは当然NOです。
ただ単に、僕が日本という環境にいただけです。
しかし、場所=環境が変わるだけで、全く違った人生を送ることになるんです。
ここで言いたいことは、どれだけ優れた人でも環境を軽視すれば成功は手にできないということです。
才能とか実力とか、そんなものが人の人生に与える影響なんて微々たるものです。
どういう環境に自分を委ねるか、それで人生の9割は決まります。
このブログを見ているような人達は、自らの意志で周囲の環境変えることができる人達がほとんどだと思います。
趣味でも仕事でも、何をするにも環境を何よりも重視するようにして下さい。
まとめ
モノやサービス、さらには人間の価値まで、環境が変わるだけでその価値は大きく変動します。
本質的な価値による差なんて本当に微々たるものであり、多くの人が口にする「才能」「実力」なんてものには大して差がありません。
単純に環境が違うだけで価値に大きな差が生まれていることがほとんどなので、まずは自分が身を置く「環境」を最優先に考えるように心がけて下さい。
環境が変わるだけで、自分が望むゴールに一気に近づくことになります!