エリオット波動 fx サイクル

エリオット波動とは何か、どうして有効なのかという点について、前回記事で解説しました。

今回は、推進波の基本原則と各波動の特徴について。

エリオット波動を理解し、波動マスターとなるための超基礎部分となります。

 

基礎とは言っても、これを理解するだけで相場の最も美味しい箇所を取ることも可能です。

 

初めて学ぶ方はもちろん、意外と理解していない方が多いので、これを機に身に付けて下さい!

エリオット波動推進波の基本原則

基本原則が分かっていないと、正しく波動をカウントすることは不可能です。

 

原則から外れたカウントをしていても機能する訳もなく、無駄な時間を過ごすことになります。

 

非常にシンプルな上に3つしかないので、さくっと覚えちゃいましょう!

ルール①:1波の始点を2波は下回らない

上昇推進波であれば、1波の安値を2波が更新したらルールから外れることになります。

つまり、2波ではなかったということですね。

2波形成中と推測中に3波を狙って買いエントリーしていた場合、1波の安値を下回ったら損切になります。

fx エリオット波動

 

ルール②:3波が最も短くなることはない

推進5波動をカウントした際に、3波が1波と5波より短くなっていたら間違いです。

エリオット波動における3波は最も長い波になることが多く。最も短くなることはありません。

 

但し、3波が最も長い波になる必要はありません。

FXでは、5波が最も長い波になることもよくあります。

fx エリオット波動

ルール③:1波の高値を4波は下回らない

3波形成後の4波で押し目を形成中に、1波の高値を下回ってしまったらカウント間違いになります。

5波を狙って押し目買いをしていたら、1波の高値を基準に損切することになります。

fx エリオット波動

このように、基本原則は3つしかない上にとてもシンプルです。

エリオット波動を根拠にエントリーしていたら、ルールから外れれば損切したら良いだけです。

 

ちなみに、基本原則から外れた時に「エリオット波動が機能しなかった」と捉える人が多いです。

しかし、「相場が機能しなかった」ではなく、「自分のカウントが間違っていた」と捉えるべきです。

 

3波が最も短くなってしまった→今はエリオット波動が機能していないんだな

ではなく、

 

そもそも1波のカウントが違ったのかな?

 

というように、相場に合わせて自分が修正していく姿勢がトレーダーには求められます。

相場をフラクタル構造で考えるといくらでもカウント間違いは修正できます。

各波動の特徴

エリオット波動が8つの波から構成されることはお分かりだと思います。

当然ですが、それぞれの波動には特徴があります。

各波動の特徴を知らなければ、チャートから現在の波動を把握することは不可能です。

正確に波動をカウントするためにも、特徴を把握しておきましょう。

1波の特徴

1波はトレンドの初動の動きであり、3波や5波に比べて短い波動になりやすい特徴があります。

底値圏形成後に現れるため、1波形成中は単なる下落途中の反発と区別がつきません。

2波の安値が切り上がることで、1波であることを確認できます。

fx エリオット波動 1波

2波の特徴

2波は1波の値動きを調整する調整波動になります。

1波の50%や61.8%まで戻すことが多く、大部分を戻すケースも珍しくありません。

1波の安値を下回るとカウント間違いになります。

fx エリオット波動 2波

3波の特徴

推進5波の衝撃波と呼ばれる1波・3波・5波の中で、最も値幅が大きくなることが多いです。

ダウ理論では本格トレンドの段階にあたるのがこの3波動になりますね。

1波の161.8%以上伸びることが多く、261.8%や400%以上伸びることもあります。

この3波に乗ることで大きく利を伸ばすことができます。

fx エリオット波動 3波

4波の特徴

4波は3波の動きを調整する波動となります。

4波は浅い押し目となることが多く、3波の38.2%以上の値幅になることは少ないです。

1波の高値を下回ってしまったらカウント間違いとなります。

2波と同じ調整波動ですが、4波の方が複雑な動きをするケースが多いです。

fx エリオット波動 4波

5波の特徴

5波は推進波動の最後の波動となり、3波の高値を超えることで形成されます。

3波に比べると勢いが弱く、短期的な動きになるケースが多いです。

FXでは、この5波が最も延長する場合も多く、3波より短いと決めつけることは早計です。

ダウ理論では利食い期にあたり、テクニカル指標でもダイバージェンスが生じることが多いです。

fx エリオット波動 5波

A波の特徴

A波はこれまでの推進5波動を調整するための波動となります。

A波形成中は5波の延長である可能性を捨てきれないため、判断が難しくなります。

3波の高値を下回ればA波であると判断できますが、下回らなくてもA波は成立します。

1波の38%~100%の値幅になることが多いです。

fx エリオット波動 A波

B波の特徴

B波はA波の動きを調整する波動となります。

基本的にはA波より単純な動きとなり、5波の高値を切り下げる波動になります。

5波の高値まで上昇するダブルトップや、5波を上回ってイレギュラートップになることもあります。

fx エリオット波動 B波

C波の特徴

C波はエリオット波動1サイクルの最後の波動になります。

A波の100%の値幅を基準に伸びることが多いですが、38.2%や161.8%等になることもあります。

C波の終点は、1~5波の値幅の38.2%、50%、61.8%を目安に戻すケースが多いです。

fx エリオット波動 C波

最後に

エリオット波動は各波動の特徴を知ることで、波動カウント時に役立てることができます。

ルールから外れたカウントやより多くの気づきを得るためにも、頭に入れておきましょう。