今日は、基本中の基本「ダウ理論」について。

 

ダウ理論は全てのトレーダーが理解すべき理論です。

ダウ理論を知らずにFXに挑むことは、信号の意味を知らずに車を運転するようなものです。

信号も青黄赤と3つあり、それぞれの色に応じて車を発進させたり停止させたりしますよね。

それぞれの色が何を意味しているか知らなければ、安全に運転することなど不可能です。

 

FXでも、僕らがやるべきことは買い、売り、静観の3つです。

これ以外にはありません。

 

ダウ理論を知ることで、今何すべきか、明確に分かるようになります。

 

 

ダウ理論とは

ダウ理論とは、世界中で最も認知度の高いテクニカル分析理論です。

ダウ理論は以下の6法則から成り立ちます。

 

  • トレンドは明白な転換シグナルが発生するまでは継続する
  • 平均はすべての事象を織り込む
  • トレンドには3種類ある
  • 主要トレンドは3段階からなる
  • 平均は相互に確認されなければならない
  • トレンドは出来高でも確認されなければならない

 

最も重要な法則「トレンドは明白な転換シグナルが発生するまでは継続する」

ダウ理論の核心とも言えるこの法則は、意外と理解できていない人が多いです。

「トレンドは継続する」という定義で知っている人は多いのですが、

 

明白な転換シグナルが発生するまで

 

という部分を理解できていない人が多いです。

 

これが分かっていないと、ダウ理論はかえって相場を難しくしてしまいます。

何事も、誤った解釈は知らないより危険です。

そもそも、トレンドとは何か

トレンドとは、

  • 安値と高値がそれぞれ切り上がっていれば上昇トレンド
  • 安値と高値がそれぞれ切り下がっていれば下降トレンド

と定義することができます。

 

上昇トレンド中であれば買い、下降トレンド中であれば売りを狙えば良いのです。

 

真安値、真高値と単なる安値、高値

トレンドの定義については理解できたと思います。

では、安値は切り上がっているけど高値は更新できなかった場合や、

高値は切り下がっているけど安値は更新できなかった場合はどうでしょうか。

 

上昇トレンド中に高値が切り下がったら、トレンドの定義から外れますよね。

上昇トレンドの定義が崩れたから即売りで仕掛けるべきでしょうか?

 

答えはNOです。

 

理由は、未だに真安値より価格が上にいるからです。

ここで、真安値と単なる安値の違いについて定義しておきます。

 

真安値:直近高値を更新する起点となった安値
安値 :直近高値の更新に失敗した安値

 

陣取り合戦で例えると、

 

真安値は、直近の売り勢力の陣地を陥落させた起点なのです。

安値は、直近の売り勢力の陣地を撃破できていません。

 

つまり、真安値には強烈な買いのパワーがあるのです。

この起点を破られるまでは、買い目線で勝負を仕掛けていくべきなのです。

明白ではない転換シグナル

では、下図ような状況ではどうでしょうか。

真安値について説明しているので、原則買い目線であることは分かりますね。

ですが、今回は高値の切り下げに加えて、安値の切り下げも起きています。

 

僕はこれを「明白ではない転換シグナル」と呼んでいます。

 

短期的な視点に限れば、下降トレンドが発生していますよね。

真安値ではないものの、安値の陣地が陥落しています。

徐々に売り勢力の力が勢い付いてきたことが分かりますね。

 

こういう場面は、信号に例えると黄色信号です。

状況によって取る行動が変わる、ということですね。

これについてはまた別の記事で解説します。

 

まあ、この時点では「明白ではないシグナル」しか発生していないので、基本的には買いです。

黄色信号だって、原則は止まれで固定ですからね。

 

明白な転換シグナル

では、肝心の「明白な転換シグナル」って何?

ということになりますが、勘の良い方ならお気づきかもしれません。

 

「真安値」か「真高値」をブレイクしたら、それが明白な転換シグナルです。

下図のような状況ですね。

 

ここから、更に安値を切り下げていくと、トレンドが転換したと捉えます。

下降トレンドから上昇トレンドの場合も、理屈は全く同じですよ。

 

ダウ理論で最も大事な定義についての解説は以上となります。

意外と理解できていない人も多いので、これを機に理解を深めてください。